HTMLタグで文字を左右にスクロールさせる
ホームページで文字を左右に自動スクロールさせるには、JavaScriptを記述するのが一般的です。しかし、MARQUEEというHTMLタグを使用すると、同様の機能をいとも簡単に実現できるようになります。今回は、スクロールを指定するMARQUEEタグの利用方法を紹介します。 サンプルページ

→ MARQUEEタグの記述方法
 
ホームページ内の文字を左右に自動スクロールさせる場合は、その文字をMARQUEEタグで挟んで記述します。また、MARQUEEタグに以下のような属性を追加し、スクロール方法などを指定することも可能です。

■MARQUEEタグに指定できる属性
・width
 文字をスクロールさせる幅をピクセル数で指定します。
・bgcolor
 スクロールさせる範囲の背景色を指定します。
・direction
 スクロールさせる方向を"right"または"left"で指定します。
・behavior
 スクロール方法を指定します。"scroll"は通常のスクロール、"alternate"は往復スクロール、"slide"は端まで来ると停止するスクロールの指定となります。
・scrolldelay
 再描画を行う間隔をミリ秒で指定します。この数値を小さくするほどスクロールは速くなります。
・scrollamount
 1回の再描画で進む距離をピクセル数で指定します。この数値を大きくするほどスクロールは速くなります。
・loop
 スクロールの周回数を指定します。省略すると、無限にスクロールが継続されます。
・hspace
 左右の要素との余白をピクセル数で指定します。
・vspace
 上下の要素との余白をピクセル数で指定します。


→ MARQUEEタグで文字をスクロールさせる
 
それでは、実際にMARQUEEタグを利用した例を見ていきましょう。以下は、幅を300ピクセル、スクロール方向を左、背景色を#FF9999に指定したスクロールの例です。MARQUEEタグの前後にあるDIVタグは、スクロールする部分を中央揃えで配置するための記述であり、必ずしも記述しなければいけない要素ではありません。
<DIV align="center">
<MARQUEE width="300" direction="left" bgcolor="#FF9999">
ようこそホームページへ。ゆっくりと、心ゆくまで楽しんでいってください。
</MARQUEE>
</DIV>
サンプルページ


→ MARQUEEタグにスタイルシートを指定する
 
MARQUEEタグには、スタイルシートも追加できます。以下は、スクロール範囲に1ピクセルの罫線(色は#FF9999)を描画し、上下左右に3ピクセルの内部余白を指定した場合の例です。そのほか、スクロールする文字のサイズや色をスタイルシートで指定することも可能です。いろいろと工夫して、ユニークなスクロールを作成してみると面白いでしょう。
<DIV align="center">
<MARQUEE width="300" direction="left"
style="border:solid 1px #FF9999; padding:3px">
ようこそホームページへ。ゆっくりと、心ゆくまで楽しんでいってください。
</MARQUEE>
</DIV>
サンプルページ


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